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研究・教育の方針

フィールドワークと最先端の分析技術

 地球環境の研究には様々な手法がありますが、フィールドワークが最も重要だと考えています。

何故なら、実際に自然を見て、現状を観測し、実感することが重要だと考えているからです。

 地球環境の研究には、例えば観測衛星のデータを利用して解析したり、コンピューターシミュレーションといった技術は必要不可欠なものですが、それだけで全てがわかるはずはありません。地上を歩いて現場で観測を行うことも、地球観測において必要不可欠であると考えています。

 地球観測において、新しい発見をして第一線の研究を行っていくためにもう一つ重要なことは、最先端の分析技術です。

 水や炭素などの安定同位体比の分析技術は、この10年で新たな技術革新がありました。

自動化が進み、たくさんのサンプルの分析が可能となり、これまで安定同位体比を測定したことがない研究者でもほんの少しのトレーニングで分析が可能です。このことにより、安定同位体比を用いた研究を行う非専門家の新たなコミュニティーが育ち、全国の大学や研究機関で同位体を測定する機器が導入されています。

 一方で、データの品質を保ち、新たな分析技術を開発して応用分野を開拓することのできる専門家も必要とされています。

 そのような専門家を育成することも、重要な使命であると考えています。そして、学生諸君にとって、その技術の習得は自分の現在の研究テーマだけではなく次のステップにも役にたつことでしょう。