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After the Industrial Revolution, development of science and technology have supported our convenient life. On the other hand, anthropogenic activities have continued to influence global climate change and global warming. One of the most influential contributors of the change is “imbalance of chemical species”, and we are investigating the chemical species such as volatile organic carbon, greenhouse gases, black carbon and so on. Here, we introduce our research activities. We are “really” looking for new students to our lab. Please don’t hesitate to contact to me by e-mail or phone call if you are interested in our research.

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Recruitment

We are “really” looking for new students to our lab. Both master and PhD students are welcomed. Please contact me if you would like to know the detail.

SLOPE2021サロマ湖観測

久しぶりのブログの更新になってしまいました。 昨年からのコロナ禍によって、2020年夏のAraon北極海航海に乗船できなくなり、 乗船の可能性があった「みらい」も乗船の枠の問題で参加することができませんでした(学生さんは少し乗船できたのですが)。 そのため、計画していた研究の計画も大幅に変更する必要が出てきました。 従来計画していた海氷環境において精密に試料を採取することで硫黄化合物のどうたいを明らかにするという研究は 北極海の海氷の上で行う予定だったのですが、それができなくなってしまいました。 そこで、考えたのが、結氷する湖を使って同じような研究ができないかということです。 良い湖が北海道にはありました。 それがサロマ湖です。 サロマ湖は日本最大の汽水湖であり、オホーツク海に面している極寒の地に位置しているためこの時期は全面結氷します。 そのため、モデルとなる海氷の研究場所として利用されることも多く、北極海の海氷で研究ができない今、 2021年度(つまり来年)の冬にサロマ湖での観測を行う予定にしていました。 と、考えていた矢先に北大水産学部の野村大樹先生からサロマ湖集中観測のお誘いのメールが届き、 すぐに「参加してよいですか?」と返事をしたところご快諾いただき参加することになりました。 SLOPE(Saroma-ko Lagoon Observations for sea ice Physico-chemistry and Ecosystems)2021と命名されたこの観測は2019年に実績があり、 今回当時と同じ観測点を使って様々な観測が行われる予定です。 私は海氷コア、海氷下海水、大気の試料を採取し、硫黄化合物の動態を調べる予定にしています。 が、まずは来年度の観測のための下見(ロジ的なところを確認)するのが一番の目的です。 さて、札幌から5時間、300キロの道のりを公用車でやってきました、サロマ湖。 北海道に15年も住んでおきながらオホーツク海側には一度も来たことがなく、当然サロマ湖も初。 完全に結氷している湖は、何もない、まったく何もない世界に見えました。 今日は朝早くからSLOPEの研究サイト設営や研究装置の設置のお手伝いをしました。 午後は特に私はやることがないので、自身の装置の設置と動作確認をしていました。 明日の午前中に海氷、海水、大気の試料を採取した後、少し処理をして一旦札幌に戻る予定です(大学院入試の対応等があるため)。 3月6日にまたサロマ湖に戻ってその後本格的に観測に参加予定です。 バタバタで準備したのでうまくいくのだろうか・・・正直心配です。 ではでは。 Sohiko

8/22 くま

現在 78°21.7191N、167°50.1263W ずっと船上作業でバタバタしていたのと電波が入っていなかったので日記を書く余裕がありませんでした。 これまでの航海で色んな景色(オーロラ、グリーンフラッシュ、氷山)や野生の動物(クジラ、ペンギン)を見る機会に恵まれていました。 しかし、北極の航海に2回乗ったもののホッキョクグマにはまだ出会ったことがありませんでした。 で、見れました!!! 船内放送で「polar bear出た」という連絡があり、カメラを持って甲板へ。 結構近くにいましたいました、ホッキョクグマ。 目の前に現れた巨大な船にびっくりしたのでしょう、スタコラ逃げていました。 走り方がなんかぶきっちょでございました。 動画も撮ったので、お会いする機会のある方はお見せしますね。 今はかなり来たの観測点にいて、アイスキャンプという氷の上での観測を行なっています。 私のサンプリングは昨日で終わっているので、今日は久しぶりのゆっくりとした時間を過ごしています(とはいえ、昨日のサンプルを測定し終えたのは夜中の3時・・・)。 かなり面白そうなデータが出ています。 これは早く解析を進めたいです。 今日はこの後、氷上で参加者全員での記念撮影があります。 とりあえず無精ひげを剃って綺麗にせねば・・・。 ではでは。 Sohiko

6/22(2回目) アリューシャン列島越えてベーリング海に入りました

現在 54°29.614N、168°00.234W 東西方向に航行する航海では現場の日の出日の入りと合わせるべく時刻改正が行なわれます。 現在東に向かっているので、少しずつ時間が早くなる方に動いていく訳で、 2日ごとに1時間程度時間を進めるということを行ないます。 そして昨日まで日本よりも3時間時間が進んでいたのですが、 本日6月22日は日付変更線の関係上急に時間が21時間日本よりも遅くなる、 つまり、6月22日が2日連続で来るということになっています。 飛行機でハワイなどに行かれたことがある方は、日本を夕方に飛んでハワイが同じ日の朝だということを経験するかと思いますが、 じーっと時計を見つつ、6月22日の23時59分の後に6月22日の0時00分が来るのはなかなか不思議なものです。 さて、昨晩のうちにアリューシャン列島を越えてベーリング海へと入りました。 夜遅くに大気のサンプリングも行なっているのですが、残念ながら島の明かりは見えず。 そして、少し疲れてきたのか、私も学生のジャンロン君も今朝の6時のサンプリングに寝坊し、 7時半からの朝食を取った後に朝のサンプリングを行なってきました。 サンプリング後にジャンロン君は「I’m sorry, I cannot get up this morning」と言っていましたが、 こっちこそ寝てしまっていたので申し訳なくなりました。 長い航海では寝坊もつきもの。 当然少しだけ身体に鞭打って出来る限り多くのデータを取りながら、一方で無理のない観測計画も大事。 ジャンロン君は非常に真面目なので、私が下船した後に無理をしないかちょっと心配です。 さて、今日6月22日で実はこれまでの乗船日数が365日、ちょうど1年になりました。 2002年の淡青丸から始まった航海人生、やっと1年なのか、もう1年なのかわかりませんが、 船を持たない機関にずっといた割には、それなりに乗ってきたのかなと思います。 お誘いいただいた研究者の方々に感謝です。 指を切って緊急入港させたり、どの航海でも必ずどこかで寝坊したり、 あまりに忙しくて腹を立てて船内の雰囲気を悪くしてしまったり(本当に関係者の方、申し訳ありませんでした)、 色々あったなと振り返っておりますが、今後も1年を過ぎた「中堅どころ」として、 参加する航海をより良く進めていけるよう努めようと思います。 皆さんに迷惑をかけっぱなしだった航海の日々でしたが、 今後は自分の研究だけではなく、多くの人を巻き込んだ大きな絵を元に自分が航海を進められるような振る舞いをしていかねばと強く思う次第です。 航海中に書くことではなかったかもしれませんね。 ではでは。 Sohiko

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