9/13 海氷め・・・

現在 72-17.98N 156-15.65W

長いこと期間を開けてしまいました。
トラブルにトラブルが続き、対応に追われて過ごしておりました。
昨日技術員の方と話して気づいたのですが、出港してすぐの決起集会もトラブル対応
で出ることができなかったんですよね・・・。

現在までに起きたトラブル
・メインの装置(ガスクロマトグラフ)で検出に必要な炎がつかない→チャッカマンでつける(原始的な方法)
・上記の装置でピークが二つに割れる→導入する方法を変える
・表層水中のpCO2/CH4モニタリング装置動かない→配管抜け発見
・pCO2/CH4装置のPCに天井から水漏れで故障→技術員さんからPCを借りる
・表層DIC連続測定でデータ出てこない→ライン途中が凍っている、装置自体がフリーズする→どうにかした
・同DIC測定で水漏れ発生(=私のミス)→技術員の方に平謝りする

細かいトラブルは他にも多々ありますが、本航はトラブルが多すぎます。
私は昔から扱っている装置が壊れるということが良く起こり、
自分から何か出ているのではないか?と本気で思ったことがあります(血液型がRh-なのが関係しているのか?とか)。
船の上でトラブルが起きた場合はその場で直すか、さもなくば諦めなければなりません。
せっかくの航海に来ているのですから、諦めるわけにはいかず、どうにかこうにか全てのトラブルが解決しております。

でも、トラブル対応は本当に神経すり減らすので、疲れるんですよね・・・。とほほです。

さて、現在本船は予定していた航路上に海氷の帯がびっしりと居座っており、北上することができないでいます。
海氷の量が多いわけではないらしいのですが、場所が悪いようで、ヤキモキしているところです。
その代わり、バロー沖での集中的な観測を行っており、現在はバロー沖の海氷に近い所で
海洋の生産や物質循環に関して大きな影響力があると近年着目されている「渦」を観測するため、
細かい海洋構造をトレースしているところです。
見つかれば、近々そこで採水が待っています。

こちらの準備は万端。さぁ来いサンプルよ。

Sohiko