Zootaxa誌で鹿児島湾新島で採取された甲殻類化石に関する論文が公表されました (Publication in Zootaxa)

亀山が共著となっている論文がZootaxa誌に掲載されました。なんと、亀山が九州大学の卒業研究で採取した標本の中に入っていた甲殻類化石に関するわずかな記述(亀山ら、2005、第四紀研究)を筆頭著者の瑞浪市化石博物館の安藤祐介博士が見つけてくださり、追加調査を含めて一つの仕事としてまとめられたものです。オオスナモグリという最近まで現生種でないとされていたもので、化石としては非常に新しい珍しいものだそうです。九州大学理学部のキャンパスが箱崎から伊都に移るタイミングで、古い標本は廃棄しますよという連絡が来た直後に安藤博士から連絡をいただき、慌てて標本を捨てるのを待ってもらい確認してもらったという経緯もあり、何とも不思議なご縁を感じました。些細なことでも記載をすれば誰かが見つけてくれてこのように成果になることもあるのだなと改めて詳細な記述の重要さを感じました。

An article was published in Zootaxa. Dr. Y. Ando of Mizunami Fossil Museum is the principle investigator of this research. Dr. Kameyama provided a series of fossil specimen of decapods and is in charge of as a co-author.

Ando, Y., S. Kawano, Y. Muramiya, S. Niiyama, S. Kameyama, and S. Shimoyama (2020) Fossil decapods from the Upper Quaternary in Shinjima Island in Kagoshima, Kyushu, Japan, and description of a new species of ghost shrimp (Axiidea, Eucalliacidae), Zootaxa, 4878, 3, 523-541, 10.11646/zootaxa.4878.3.5.

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