現在09 56.579S、170 02.525W つい先ほど電子長から恒例の寄せ書きFAXを受け取りました。 思わずにっこりしてしまうひとときです。 いつもありがとうございます！ さて、現在最後のそ億点で観測が続いております。 採水は全て終わったのですが、センサーの調子があまり良くないようで この後エキストラで採水＋溶存酸素測定が入るそうです。 予想外の縛りが入ってしまいましたが、下船までもう少し踏ん張ります。 Sohiko

現在　00 00.167N、170 00.145W いよいよ赤道上での観測点で観測が開始しました。 観測開始時に少しトラブルがありましたが、その後順調に観測が進んでおります。 最深1000mのCTDキャストを行っている真っ最中です。 現在深夜の2時前ですが、皆さんほとんど休まずにシャキシャキ働いております。 感心感心。 私も寝ずに働き中ですが、集中してがんばります！ さて、前回に引き続き今回も同乗の研究者の方の紹介をしようと思います。 やはり自然と年の近い研究者の方が多くなりますね。 今回はこの業界でも結構増えてきた女性の研究者です。 国立環境研究所の大森裕子博士（写真奥。手前にいるのはお手伝いをしている東京海 洋大の修士学生の諏訪さん）。 実は私が以前所属していた研究室に私が出た後に着任されたポスドク研究員の方です。 彼女は揮発性有機化合物の大気－海洋間収支を中心とした研究を行っています。 私がポスドク時代に船で使っていた陽子移動反応－質量分析計（PTR-MS）をその後沢山の航海で運用しており、 研究航海でPTR-MSといえば今となってはすっかり彼女の専売特許となっています。 そんな大森さん、上述の通り近年は乗船経験が豊富で、写真からもお分かりの通りいつもにこやかで人当たりも非常に良い。 船員さんも同乗研究者も「大森さんが言うなら・・・」と思わず手伝ってしまうという愛されキャラです。 これからも船上の癒し系として殺伐としがちな研究航海に柔らかな空気をもたらしてくれることでしょう。 陸に戻ったらこれまでのデータの解析がんばりましょうね！（お互いに協力し合って！） Sohiko

現在　05 07.318N、177 39.069W いよいよ日付変更線を越えました。 昨日は１９日でしたが、実は一昨日も１９日でした。 時刻改正はままあるのですが、まさか同じ日を２日繰り返すとは・・・。 不思議なものです。日本はもう２１日ですね。 今日はいつもと趣向を変えて同乗の研究者の方を紹介したいと思います。 東京海洋大の橋濱史典博士です。 橋濱さんは栄養塩という海洋の生物生産を支える物質に関する研究を行っており、 特に「ナノモル栄養塩」といわれる従来の方法では検出ができなかった微量の栄養塩について着目しています。 今まで測れなかったものが測れるようにする、測れるようになって見えてくるものがある、 という分析化学的な手法をベースとしたアプローチは私の研究にも共通するところがあります。 実は橋濱さん、私とは数少ない同期にあたります。 航海ではなかなかご縁がなかったのですが、今後色んな航海でご一緒させていただきたいと思っています。 橋濱さん、もちろん研究の部分では真面目ですが、普段はとても気さくなお兄さんで ムードメーカー的存在。 軽やかなトークで場を盛り上げる橋濱さんは正しく親睦会における栄養塩。 しかもナノモルじゃないぞ！！！ なんつって。 さて、次の測点は明後日の午前中に到着予定です。 ちょいと疲れておりますが、今日明日で英気を養って サンプリングと測定、がんばります！ Sohiko

現在　12 57.711N、170 30.720E 物理関係の観測は既に始まっておりましたが、化学・生物をはじめとした本格的な定点観測が始まりました。 私は本航海で培養実験を行い、植物プランクトンからの微量気体放出速度を見積もっております。 写真（見れてますかね？）は培養を行っている水槽とサンプルたちです。 これを全部測定しなきゃと思うとゾッとしますが、 この時期この海域に来ることは二度とできないものなので、 ちょっときつくてもどうにかこうにか頑張ります。 このサンプルたちを仕込むのに随分と時間がかかってしまい 次の測点ではやり方を変えないと・・・。 そしてやり方を変えずとも実験をできる様になるには やはり学生さんの力が必要になるのを痛感いたしました。 どこかにこういう研究に興味のある学生さんはいないものだろうか・・・。 さてさて、今日もあと２時間ぐらい測定をしてグッタリ寝ます。 次は同乗している研究者の方でも紹介しましょうかね。 Sohiko

現在　27 05.332N、150 47.661E KH-13-7次航海が12月11日から始まりました。 出航初日二日目と揺れが大きく、外で作業が全くできない状態でした。 本当は黒潮内で試料が取れればと思っていたのですが、残念ながら無理でした。 また、持ち込んだ装置の調子自体は悪くないのですが、目的気体種の濃度が低く検出 できるかどうか悩ましいところです。 メールのサーバーの調子がどうも不安定のようで、船→陸のメールは届いているようですが、 陸→船のメールがほとんど届かない状態にあるようです。 現在まで2件しか届いておりません。 もしメールを送ったのに返事届いてないぞ！という方（恐らくエラーメッセージが出ると思いますが・・・）、 今一度メールを送ってみてください。 昨晩10時半ごろのメールが1通届いておりましたので、 その後良くなったのかもしれません。 ではではいよいよ明日頃から最初の観測点、バタバタになりそうですが頑張ってきます。 Sohiko