3/7 今回の観測の目的
昨日からサロマ湖に舞い戻り、今日から本格的に実験開始です。 今回の観測の目的は、海氷環境における有機硫黄化合物の振る舞いについての研究なのですが、特にこれまでスタンダードでのみ適用可能だった有機硫黄気体の新しい保存方法を天然の試料に適用することが1番の目的です。修士学生の王くんのテーマです。 写真は王くんが試料中の有機硫黄気体の抽出をしているところです。うまく行くといいのですが。。。 この手法で有機硫黄気体が長期間保存できることをきちんと確認できたら様々な環境の硫黄化合物の研究がしやすくなります。例えば南極の基地とか、小さな島での観測とか。 今はアイスコアのサンプルを溶かしたものをさらに濾過しているところです。今日の午後は氷の上に行こうかなと思っています。 ではでは。 Sohiko