COVID-19の影響で残念ながら卒業式はありませんでしたが, 阿部 蒼士さんに学士 (理学) が, 遠坂 哲さん, 森 雄太郎さんに修士 (環境科学) が, 後藤 周史さんに博士 (環境科学) が授与されました.
プレスリリース「北太平洋の生態系を潤す,鉄分の海洋循環メカニズムを解明~有機物にくっついてオホーツク海から亜熱帯へ,4,000kmの旅~」が国立研究開発法人 国立環境研究所の「環境展望台」で紹介されました. 詳しくは, こちら.
山下准教授が第一著者でScientific Reports誌に掲載された論文に関して, 「北太平洋の生態系を潤す,鉄分の海洋循環メカニズムを解明~有機物にくっついてオホーツク海から亜熱帯へ,4,000kmの旅~」と題してプレスリリースしました. 詳しくは, こちら.
山下准教授が第一著者の論文が, Scientific Reports誌に掲載されました. 本コース西岡准教授, 東大大気海洋研究所小畑教授, 小川教授と2012年から実施してきた共同研究の成果です. オホーツク海堆積物から北太平洋の中層に長距離輸送される鉄は堆積物由来腐植物質と錯形成していることを明らかにしました. 本研究は, 科研費OMIX, NEOPSおよび基盤Bに関連した成果です.
理学部・地球惑星科学科の卒業論文発表会でB4の阿部さんが「炭素安定同位体比測定に向けた溶存有機物の濃縮方法の検討」を発表しました.
環境科学院・地球圏科学専攻の修士論文発表会でM2の遠坂さんが「黒潮域におけるタンパク質様蛍光性溶存有機物の動態に関する研究」を, 森さんが「海洋における燃焼起源有機物の存在量を決定する要因の解明」を発表しました. また, OGの吉田聖良さんが修論発表会を見に来てくれました.
山下准教授が低温研で開催された「陸海結合システムの解明-マルチスケール研究と統合的理解-」最終取りまとめ集会に参加し, 腐植様溶存有機物を用いた沿岸親潮水の起源推定 (2)というタイトルで講演しました.
山下准教授が共著者の論文が, Biogeosciences誌に掲載されました. 本コース鈴木光次教授, NASAのDr. Hookerらとの共同研究の成果です. 山下准教授は観測のお手伝いやCDOM分析で貢献しました.
博士課程の後藤さんが学位審査会に臨みました. 博士論文は英語で執筆されていますが, 日本語のタイトルは「モデル海洋細菌単離株による難分解性溶存有機物の生成機構の解明」です.
山下准教授がTopic Editorを務めるResearch Topic "Microbial Utilization and Transformation of Dissolved Organic Matter in Aquatic Environments - from Streams to the Deep Ocean" がFrontiers in Microbiology で立ち上がりました. アブストラクトの締切は2020/3/31です. 多くの投稿をお待ちしております.
山下准教授が白鳳丸により実施された南太平洋観測 (KH-19-6) に参加し, 燃焼起源有機物分析用の海水試料などを採取しました. 写真は出航直後に撮影したバルパライソの町並み(世界遺産)です.
修士1年の服部さんと山下准教授が苫小牧研究林の幌内川において溶存燃焼起源有機物の試料採取を行いました.
修士2年の森さんと山下准教授が低温科学研究所で開催された「西部ベーリング海におけるロシア船観測航海成果とりまとめワークショップ」に参加し, 昨年度に実施されたロシア船航海の観測結果を発表しました.
八木さん(H29年度卒)の卒論を基にした論文が Journal of Geophysical Research: Oceans に受理されました. センサーにより観測した蛍光性有機物を用いたベーリング海・チャクチ海における新しい水塊解析について論じたもので, ArCS / GRENEの成果です.
技術補助員として, 佐塚 由香さんが加わりました.
博士課程の後藤さんが, 松野環境科学賞を受賞しました. 松野環境科学賞とは, 環境科学院在籍中に優れた研究を行い, 査読つき学術誌に筆頭著者として掲載された論文の評価が高い在学生または元在学生に与えられる賞です. 後藤さんが2017年に発表した論文が対象となりました.
修士2年の森さんが, 富山市で開催された日本海洋学会秋季大会において, 「東部インド洋における燃焼起源溶存有機物の分布と動態に関する研究」という題目の口頭発表を行いました.
修士1年の服部さん, 学部4年の阿部さん, 山下准教授が石狩川水系の上流域から下流域にかけて27の河川水試料を採取しました. 燃焼起源有機物の空間分布を明らかにしたり, DOM濃縮方法の検討実験に使用します.
山下准教授が弘前大学 被ばく医療総合研究所で開催された新学術領域研究 OMIX A02-3班の班会議に出席しました.会議では, 北太平洋における栄養塩などの物質輸送と生物生産の関係性に関して, これまでに明らかにできた事や今後の課題が議論されました.
山下准教授が低温科学研究所・環オホーツク観測研究センター15周年記念シンポジウム「変化する環オホーツク陸域・海域環境と今後の展望」に参加し, ロシア船航海等から分かってきた環オホーツク中層域における溶存有機物の動態に関して講演しました.
服部さん (M1) と山下准教授が別寒辺牛川, 厚岸湖, 厚岸湾で水試料の採取を行いました.
山下准教授がおしょろ丸航海 (C073 Leg1) に参加し, 三陸沖の蛍光性溶存有機物の観測などを行いました. 北大水産学部 平譯准教授との共同研究である科研費基盤B (代表者:平譯, 分担者:山下)に関連する観測です.
JpGU meeting 2019に山下准教授が参加し, 2件の口頭発表を行い, 生物地球化学セッションのコンビーナを務めました.
山下准教授がH31年度ArCS全体会合に参加し, 昨年度実施されたロシア船およびおしょろ丸航海のFDOMセンサ観測の結果を口頭およびポスター発表しました.
地球惑星科学科4年生の阿部 蒼士さん, 竹熊 俊征さんが, 山下研所属となりました.
関 杏璃子さん, 服部 圭佑さんが環境科学院 地球圏科学専攻 生物地球化学コースに入学し, 山下研に入りました.
山下准教授が研究代表者を務める基盤研究 (B)「海洋深層における超難分解性成分である燃焼起源有機物の除去過程の解明」が採択されました. 昨年度まで実施していた基盤研究 (B)の継続課題です.